階段で膝が痛い!膝への負担と筋肉の衰えを防ぐのがポイント

ケガもしていないのに、階段を上り下りすると痛い気がする・・・

それは、加齢や酷使によって膝の軟骨がすり減っているからかもしれません。
さらなる悪化も考えられますので、今からできる対策をまとめます。

激痛を感じる場合は、必ず専門医に診てもらうようにしましょう。

階段の上り下り時に膝への負担を軽減する方法

痛くない方の膝や手すりに体重をかける

普通の道を歩くだけでも膝には体重の3倍の荷重がかかるそうです。
階段だとそれが4倍~7倍にもなると言われています。
例えば60kgの体重の人の場合、240kg~420kgが膝への負担となるわけです。
膝への負担が減らなければ、膝の痛みは治まらずさらなる痛みにもつながりかねません。

膝への負担を軽減するために、階段の上り下り時はまず以下の2点に注意してみましょう。

  • 階段を上るときは痛くない膝の足から、降りるときは痛い膝の足から
  • 膝が痛いときは手すりや壁につかまる

階段を上るときに前傾姿勢を作ると膝が痛みにくく!

階段を上るときに、手を前に出す・お尻に手を当てるなどで前傾姿勢を作ります。
それによって、重力を利用して前に進むことができるのです。

しかし、前傾になりすぎると危険です。
倒れてしまうと元も子もないので、必ず安全の範囲内で行うようにしましょう。

筋肉を鍛えることが、膝の痛みの軽減に繋がる

階段の上り下りは膝に負担がかかるだけでなく、何気ない動作の中でかなり筋肉も使っています。
筋肉量が落ちると、足を上げたり曲げたりするときの負担が大きくなり、バランスを取るのも難しくなります。

ですから、膝だけをケアするだけではなく、筋肉の衰えを防ぐことも大切です。
家の中にこもりがちだったり車に頼り過ぎたりしていると、加齢と共に膝周りの筋肉がどんどん衰えてしまいます。

激しい運動は膝を痛める可能性があるので禁物!

筋肉の衰えを防ぐためには、運動をすることが一番です。
しかし、激しい運動はかえって膝を痛めてしまう可能性があります。

軽いウォーキングや水泳・自転車やエアロバイクなどで、自分に合った運動を続けるようにしましょう。

食生活の改善も忘れずに!

筋肉の衰えを防ぐためには運動をするだけでなく、食生活の改善も大切です。

骨や筋肉のために栄養バランスの良い食事を心がけます。
また、肥満は膝の大敵なので、食事と運動のバランスがポイントになりますね。

骨・軟骨・筋肉を作る栄養素は食事だけで摂るのは難しいです。
ですから、不足しがちな栄養素は、サプリメントで摂ることも必要です。

膝痛が進行した時の治療法

いくら自分でケアをしていても、遅かれ早かれ膝の痛みはある程度進行してしまいます。
そのときは、専門医に診てもらって薬物療法や外科療法を考えましょう。

薬物療法として、湿布や塗り薬・鎮痛剤としての飲み薬や坐薬・注射などです。
注射ではヒアルロン酸・コンドロイチン、痛みがひどい場合はステロイドを打ちます。

それでも膝の痛みが治らない場合は、外科療法として手術をすることもあります。
外科療法として、内視鏡を使って骨を削る・傷んだ関節を人工関節に替えるなどが考えられますね。

療法は症状や年齢を考慮して決められます。
できるだけ早い段階で、専門医に相談することをおすすめします。

階段の上り下りは膝の痛みを感じるきっかけになりやすいものです。
痛みが大きくなる前に、少しでも対策を始めましょう。

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